今回は、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場する「ガンダム試作1号機 フルバーニアン」を作ってみました。
ゼフィランサスを宇宙用に改修したのが、このフルバーニアン。
主人公コウ・ウラキが搭乗し、物語の中盤から後半にかけて活躍しました。
とくに試作2号機 サイサリスと戦い胸からバーニアを噴射するシーンは印象的ですね。
最近ではゲームにも良く登場するので、結構好きな人も多い機体なのではないでしょうか。
RGフルバーニアンの特徴・仕様

発売日は2013年の7月27日。
定価は2,500円(税別)です。
RGシリーズの13作目になります。
ちなみに「フルバーニアン」はコードネームで、花の名前が由来になっています。
とにかくカッコイイ!

新旧すべてのフルバーニアンのキットの中で一番カッコイイと感じるのは僕だけだろうか?

サイドから。

背面から。
コアファイターの変形・収納を再現しているのに、どの角度から見てもプロポーションが破綻しないのはホント凄い。
各部の造形とディティールがよく考えられています。
パーツの分割も秀逸で、合わせ目処理は不要。
説明書の通りに組み上げるだけで見本のような完成度になりますよ。
頭部

頭部のアップ。
やだ・・・かっこいい・・・
マジでイケメン過ぎ。
ガンダム系の定番、頭部バルカン砲まで色分けが再現されています。

頭部を後ろから。
アンテナの後ろまでディティールが施されいるのが細かいですね。
胸部

コクピットハッチの開閉、胸のバーニアのせり出しもしっかり再現。
1/144なのに、ちゃんとこの中にコアファイターが収まっています!



胸のバーニアは、パーツ裏の突起物を動かすとせり出します。

バーニアを出す際は、胸のダクトのパーツを外す必要があります。
小さいパーツなので、紛失に気をつけよう。

胸部バーニア展開。
胸のバーニアの再現はホントに凄いと思う。
これもフルバーニアンの特徴ですね。
腕部

肘の関節はスムーズで可動範囲も広め。
ただ、ちょっと固めで動かしずらいかも。

肩アーマーのパーツ分割はマジで天才的だと思った。
組んでる時は、え?どうなってんのこれ?って思ってたけど、完成したらなるほど!ってかんじ。
バンダイさんはホントにスゴイ。
アポジモーターの色分けも完璧。
肩の可動部分はちょっと固めかも?

手首は一部の指が可動。

武器類の突起物を差し込んで保持するタイプです。
腰部

フルバーニアンの中では割とシンプルな部分。
パーツのポロリもほぼない。
脚部

かなりしっかりとした脚部。
フルバーニアンは上半身が重いけど、わりとしっかり支えることができる。
バックパック

背中の大型バーニア。
フルバーニアンの大きな特徴ですよね。
いかにも「高機動な機体」ってかんじがしてきます。
各部のモールドがかなり考えられてます。
バーニア自体もよく動き、ポージングに干渉してきません。
武装・付属品

武器類は劇中で使われたものはすべて付属しています。
- ビームライフル
- ビームサーベル
- ビーム十手(ジュッテ)
- 専用シールド
ビームサーベルの刃はクリアパーツで再現。
フルバーニアンは武装がシンプルですね。
それにしてもビーム十手が再現可能なのは驚きました(笑)
劇中で一瞬しか使われてない武器なのに。

コアファイターはこんなかんじ。
これが変形して胴体内部に収まります。
普段は見えないところだけど、ここも作り込みが半端じゃない。
シール

RGシリーズではおなじみの「リアルスティックデカール」が付属。(↑目のシールだけ使ってます)
かなり細かいシールで貼るのはちょっと面倒ですが、これを貼るだけで一気に完成度が高くなります。
貼らなくても充分にカッコイイので、このあたりはお好みでいいんじゃないかな。
素組みだとこんなかんじ

RGのキットは基本的には素組みでもかなり完成度が高いのですが、フルバーニアンはその中でも別格でカッコイイ!

個人的にこの角度から見たフルバーニアンが好き。超かっこいい。
劇中のシーンを再現してみたよ

「当てるッ!」
フルバーニアンといえばビームライフルを両手で構えるシーンが印象的です。
ゲームでも両手でライフルを構える演出が多い気がする。

劇中では少ししか登場しませんでしたが、このジュッテ・ビームサーベルもフルバーニアンだけの武装です。

フルバーニアンは宇宙用の機体なので、「アクションベース」がほしくなりますね。
アクションベースがあれば色々なポーズを再現できそう。
スミ入れとシールで仕上げてみたよ

せっかくなんで、スミ入れしてからシールを貼ってみました。
作業手順は、スミ入れ→シール貼り→水性トップコートでつや消しです。
素組みでも十分カッコイイですが、ちょっと手を加えるだけで格段に完成度があがります。


リアリスティックデカールは細かいので、貼るのが結構大変です。
ピンセットや爪楊枝、デザインナイフの刃先などを使ってあげると上手に貼れますよ。

こちらはスミ入れだけした状態の写真。
この状態でも超カッコイイ。
アニメやゲームのイメージで仕上げるなら、シールは貼らなくてもいいかも。

シールを貼ると、情報量が増えて模型として立体映えしますね。
僕はこっちのほうが好みかな。
RG 1/144 RX-78GP01 Fb ガンダム試作1号機 フルバーニアンのまとめ

間違いなく、歴代のフルバーニアンのキットの中で一番カッコイイ。
パーツの情報量やディティールも完璧。
ただ、やはりパーツの数が多いので、組み立ての難易度がやや高いこと。
パーツのポロリがある点には注意。
組み立てた後にガシガシ動かして遊びたい人は、RGじゃなくてHGのほうがいいかも。
RGで動かしたいなら、部分的に瞬間接着剤を使って固定するなどの対策をすればいいかもしれません。
個人的には、好きなポーズで飾っておくのがRGの楽しみ方だと思います。
それにしても、あと10年はこれを超えるフルバーニアンのキットを出すのは難しいのでは?
いや、それでもバンダイさんならやってしまうかも。
「RG 1/144 RX-78GP01 Fb ガンダム試作1号機 フルバーニアン」の素組みレビューでした。


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